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日本の法律が定める上限金利は２つあった。一つは利息制限法が定める上限金利で、これは元本の額により15%〜20%、もうひとつが出資法が定める上限金利で、これは29.2%と定められていた。
グレーゾーン金利とは、この、利息制限法の上限金利と、出資法の上限金利の間で設定された金利のことを指す。
一般的に解釈すれば、利息制限法が消費者金融の上限金利を定めた法律と思われがちであるが、この法律には罰則規定がなかったため、また、出資法の適用を前提とした貸し出しにしてしまえば29.2%という金利設定が可能となるため、利息制限法の上限金利の規定はほぼ無視されていた。
グレーゾーン金利については、法律の落ち度として度々問題視され、現在では撤廃されている。